2018年3月9日金曜日

前口上

Harold Speed"The Practice & Science of Drawing" を少しずつ訳出していきます。

この本は、100年以上前に書かれ、いまなお読み続けられている素描(デッサン)の技法書です。著者は前書きで、一般の読者にも読んでもらいたいと述べています。本書には、著者の素描習得に対する思いや芸術に関する考えが随所で語られています。

英語に関心のない方は、訳文だけ読んでください。目標は完訳です。が、何処まで行けるか不確かです。

テキスト

テキストはProject Gutenbergに公開されているデータを2017年5月にダウンロードしたものを使用しました。これを訳出の際の原著とします。これにはデジタル化の際に生じたものなのか幾つか誤りと思われる箇所があり、印刷本の複写(初版)を参考に訂正しました。訂正箇所は以下のとおり示してあります。
        例)原著:ILLUSTRATING CURVED LINKS … 
               訂正後:ILLUSTRATING CURVED [LINKS][/LINES/] …
             「LINKS」は誤りで「LINES」が正しい。
        例)原著:that much as it is as well …
               訂正後:that [much as][/ /] it is as well …
             「much as」を削除
※ 第2版で訂正された箇所が何か所かあり、上と同様な方法で修正した上で、第2版の訂正による修正と注記してテキストを修正しました。従って最終的に本ブログのテキストは第2版のものと同じになります。→「版によるテキストの違い」参照

原著のパラグラフは、その始まりをインデントしました。さらにパラグラフは、私が訳出しやすい長さで任意に分割しました。この分割されたテキストが訳出していく際の単位になります。このテキストの単位には、章番号、パラグラフ番号、テキスト番号を付しました。例えば、第三章の5番目のパラグラフの2番目のテキストは、「3-5-2」という具合です。

原著には、元になった印刷本のページの変わる所にそのページ番号が挿入されています。このブログのテキストでは{ }で括って示しました。例えば {25} は25頁の始まりを示します。

テキストに付した下線は、訳出していて不明なところ、自信のないところに私が付けたものです。かなりの数に上ります。この下線については訳文の後に注記 ⚑ を付けてあります。是非ご教示をお願いしたいところです。

訳文

これがこのブログの肝なのですが、最も問題のあるところです。上でも触れましたが、全てをクリアにして訳出している訳ではありません。とにかく訳出しました。また、気づかない誤りも多いと思います。訳文も日本語としても読みづらいのではないかと思います。ご教示、ご指摘により少しでも良いものにしていきたいと考えています。

美術関連用語の訳語については別の頁で述べます。

注記

訳文の下に注記を付けました。⚑ で始まる注記は、上で述べたとおり訳出上の疑問点などです。⛾ で始まる注記は、それ以外の勝手な内容です。

コメント

「Shun]名のコメントは私のコメントです。

その他

このブログに書いた情報の多くはネットに負っています。URLまでは記載しませんでしたが、できるだけ出所を記すように努めました。

このブログの体裁は、Sumi Haruo氏のブログ『対訳「ロビンソン・クルーソー」 : "Robinson Crusoe" English and Japanese』を真似たものです。少しは似せることができたかもしれません。が、質も含めて及びません。

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